不正な歯並び・噛み合わせが気になる方は、ご相談ください。歯科医師が「どうなりたいのか」という患者さまのご希望をおうかがいしながら、適した治療法をご提案します。

前歯のデコボコ(叢生)

前歯のデコボコ(叢生)

前歯がアーチ状の歯列にきれいに並ばず、押し合い圧し合い、ガタガタに生えている状態を「叢生(そうせい)」または「乱杭歯(らんぐいば)」といいます。人によってはチャームポイントとして「かわいい!」と言われる八重歯も、不正な歯並びの一種です。

正常な噛み合わせにない不正咬合の日本人は非常に多いという調査結果が、厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」でも報告されています。1957年から6年ごとに行われている「歯科疾患実態調査」では、不正咬合のなかでも特に前歯がデコボコしている叢生が、最も日本人に多い不正な歯並びという調査結果が出ています。

出っ歯(上顎前突)

出っ歯(上顎前突)

前歯が前方に飛び出した状態の「出っ歯」は、矯正治療で改善を目指せます。前歯だけが前に出ている場合は、ワイヤーやブラケットの矯正装置をつけて歯の角度を変えていきます。このケースは、マウスピース型の矯正装置での治療にも適応することが多いです。

骨格ごと前方へ突き出している場合は、前歯と奥歯の間にある小臼歯を抜いて、空いたスペースに前歯を後退させます。歯だけでなく顎の骨格が変わるので、顔立ちにも変化が現れ、横顔のラインがきれいになります。このケースでは、ワイヤーとマウスピースの矯正装置を併用して治療をおこなうと、ワイヤーの矯正装置を使う期間を短縮できます。

基本的に出っ歯の矯正治療にはマウスピースタイプは適応しにくい傾向にあります。矯正を専門とする歯科医院に相談するようにしてください。

下顎前突・受け口

下顎前突・受け口

上下の噛み合わせが反対になっていて、下の歯が上の歯よりも前へ突き出ている様子を「受け口」といいます。受け口は、前歯1本だけが逆になっているケースもあれば、前歯全部が反対になっているケースもあってさまざまです。噛み合わせが反対になっているせいで「前歯が噛まない」という機能面の問題が起きることと、「見た目をきれいにしたい」という審美性を気にする方が多いことが特徴です。

治療のタイミングとしては、永久歯が生えそろう前の段階でのスタートがおすすめですが、大人の矯正でも対応できます。

開咬(前歯が噛みあわない状態)

開咬(前歯が噛みあわない状態)

上下の前歯が噛み合っておらず、隙間が空いているケースも。前歯でものを噛みきれない、発音がうまくできないといった機能面の問題を抱えていることが多いです。

矯正治療で、見た目の美しさを含めた噛み合わせの改善を目指します。

過蓋咬合

過蓋咬合

噛み合わせが必要以上に深すぎる状態です。上の前歯が下の前歯に深くかぶさっていて、正面から見た時に下の前歯が見えないのが特徴。日本人に多く見られる症状です。

上の歯がかぶさっているせいで下顎の動きを抑えてしまう状態にあるため、本来3次元的に自由に動くはずの下顎が動かしにくくなり、顎関節症のリスクが高まります。

歯が噛み合わず、下の歯が上の歯茎に当たるために徐々にダメージを与えます。噛み込みが深いことで、奥歯の摩耗も早くなります。被せ物や入れ歯などを使っている場合は、一般的なお口の状態の方と比べて壊れやすくなります。

本人に自覚がないことも多いのですが、お口の中で歯が当たった部分は少しずつ摩耗していきますので、早めに治療することが大切です。

すきっ歯

すきっ歯

歯と歯の間に隙間が空いている状態を空隙歯列といい、一般的に「すきっ歯」と呼ばれています。前歯2本の真ん中に隙間ができている状態は、正中離開といいます。歯並びの不正の中でも特に目立つものなので、「気になって上手く笑えない」というストレスにつながる方も少なくありません。

すきっ歯は、生まれつき歯の本数が少ない方や、歯の大きさが一般的なサイズよりも小ぶりな方などに起こりがちな症状です。

逆に、本来あるはずのない過剰歯が歯茎に埋まっていて障害になり、永久歯が正しく生えてこなかったために隙間ができてしまうケースも。この場合は、レントゲン撮影で原因を確認できます。

すきっ歯は歯茎に力がかかりやすいため、歯周病になりやすいというリスクもあります。

交叉咬合

交叉咬合

奥歯が横にずれているせいで、上下の歯の中心がずれている歯並びの不正を、「交叉咬合」といいます。原因として考えられるのは、顎の骨の歪み、指しゃぶりなどの癖によるもの、ケガ、被せ物や差し歯のずれ等です。

しっかりと噛めない、発音しにくい、顔に歪みがでている、顎関節症の恐れがある、肩が凝りやすいといったさまざまなリスクがついてきます。矯正治療で改善を目指せますが、症状が重度になると、外科的治療を必要とする場合もあります。

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